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  • 2024.04.11
[Frontier Letter] A brief review of single silicate crystal paleointensity: rock-magnetic characteristics, mineralogical backgrounds, methods and applications

微細な磁鉄鉱包有物をもつケイ酸塩鉱物単結晶は、過去の地球磁場を記録する信頼度の高い媒体として着目されている。深成岩などの試料から鉱物単結晶を分離して行う古地磁気測定は、特に長周期の地球磁場変動の解明や地球外試料が記録している古磁場の復元において重要な手法であるといえる。しかし、単結晶試料はは従来の古地磁気研究の主要な試料と比べて試料のサイズと磁化強度が小さく、精度の高い測定に工夫を要することもあり、現在のところ単結晶古地磁気研究は世界でもわずか数グループの研究者によって行われているのみである。そこで本稿では、主に古地磁気強度測定に用いられるケイ酸塩鉱物単結晶の性質や岩石磁気特性、測定上の工夫や注意点をまとめ、これまでに報告されている地球磁場や地球外試料の記録する磁場に関する研究成果を概観した。単結晶古地磁気測定に取り組んでみたいと考える読者にとって本稿が手助けになれば幸いである。   
  • Kato et al. (2024): [Frontier Letter] A brief review of single silicate crystal paleointensity: rock-magnetic characteristics, mineralogical backgrounds, methods and applications. Earth Planets Space 76:49, https://doi.org/10.1186/s40623-024-01994-w

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