ニュージーランドのタウポ火山帯で約24万年前に発生したカルデラ形成噴火「ママク・オハクリ火砕流」(VEI=7)を対象に、著者らの開発した新しい定方位サンプリング法を用いて下部~上部ユニットのサンプルを採取し、古地磁気方位を測定した。その結果、すべての噴火ユニットが地磁気エクスカーションイベント中に発生・堆積したことが分かった。従来研究によると、エクスカーション時の地磁気移動速度は、平常時(永年変化)のそれよりも一桁速く、その速度を仮定すると、噴火の開始から終息までに数十年~数百年を要したと考えら… もっと読む
このたび編集委員会より、2024年にEPS誌の査読をしてくださった方々への感謝の意を示す記事が出版されました。下記リンクよりご覧ください。 Sagiya, T., Kato, A. & Nosé, M. Acknowledging the contributions of ourexpert peer reviewers in 2024. Earth Planets Space 77, 66 (2025). https://doi.org/10.1186/s40623-025-02169… もっと読む
日本地球惑星科学連合2025年大会 が5月25日(日)~30日(金)の日程で幕張メッセ国際会議場(千葉県千葉市)にて開催されました。 Earth Planets, and Spaceは本学会にて以下のような活動を行いました。詳細は報告記事をご覧下さい。 国際展示場ホールの一画にブースを設置し広報活動(グッズ配布等)を行いました。 5月26日(月)にSpringerスタッフや5学会代表を迎えて意見交換会を行いました。 対面による運営委員会と編集委員会を行いました。 EPS誌の最新の活動は X(Tw… もっと読む
2024年のMw 7.5能登半島地震は,150km以上にわたり複雑な形状をした断層系を破壊した.動的破壊シミュレーションを用いてこの地震で生じた多数断層の破壊の支配要因を物理的に明らかにすることは,地震の複雑性を理解し将来の地震像を評価するのに重要である.モデルは,本震前に得られていた地表活断層トレースと広域応力場の情報に基づいて構築し,断層形状の効果を分離するために摩擦特性による非一様性を除外し,事後的な摩擦パラメータの調整も排除した.シミュレーションにより地震時に地震計や合成開口レーダー等で… もっと読む
EPS誌からFrontier letterとして出版された論文(Ando et al., 2025)についてのプレスリリースが東京大学、東北大学および産業技術総合研究所から配信されました。詳しくは下記のリンクからWebページをご覧ください。 https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/10748/ https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2025/04/press20250430-01-earthquake.html https://ww… もっと読む