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  • 2021.04.22
[Frontier Letter] MOWLAS: NIED observation network for earthquake, tsunami and volcano

防災科学技術研究所は、1995年の阪神・淡路大震災を契機に構築された陸域の地震観測網と2011年の東日本大震災を契機に海域に構築された観測網等を陸海統合地震津波火山観測網MOWLASとして、2017年11月より統合運用しています。2100あまりの観測点から成るMOWLASは世界でも類のない大規模かつ稠密な全国規模の観測網であり、そこから得られる高品質なデータは、優れた研究基盤として学術的な研究成果の創出に大きく貢献するとともに、地震活動のモニタリング、地震発生の長期評価、地震や津波のハザード評価、地震工学などで活用されています。また、気象庁が発表する緊急地震速報、津波警報、震度情報に使用されるほか自治体にも活用されており、新幹線の制御など民間事業者とも連携するなどデータの社会実装も確実に進められています。MOWLASの観測データと近年のリアルタイムデータ処理技術の飛躍的発展により、現在進行中の震災の直接的な軽減が可能になりつつあります。 View articles:

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