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  • 2018.10.01
[Frontier Letter] Volcanic smoke reduction in visible and thermal infrared imagery

火山で写真を撮影すると,自分が実際に見たはずのものがなぜかうまく写っていなかったという経験はないだろうか.火口内の様子を観察する際に,人間は噴気の向こうに見え隠れするものを脳内でつなぎ合わせて知覚しているのに対して,ある瞬間を写した一枚の写真からでは,噴気に隠された部分に何があるのかは見えない.本論文では,このように我々が脳内で無意識的に,あるいはスケッチを取りながら意識的に行っている処理を,極めて単純なアルゴリズムにより,連続写真を用いて客観的かつ効果的に実現する方法を紹介している.可視および熱赤外画像用のサンプルスクリプトも用意しているので,火山学に限らず多くの研究分野で活用していただきたい.

(posted by Takeshi Hashimoto: corresponding author)

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